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助成対象詳細(Details)

   

2012 イニシアティブ助成 Initiative Grants      
助成番号
(Grant Number)
D12-PI-0003
題目
(Project Title)
宮城県内の仮設住宅における「子ども未来館」の設置
代表者名
(Representative)
山下 晋司
代表者所属
(Organization)
(特活) 「人間の安全保障」フォーラム
助成金額
(Grant Amount)
 6,000,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

2011年3月11日に発生した東日本大震災により、多くの被災地域において、慣れ親しんだ居住空間を失った人々は現在も、仮設住宅や代替宿舎での生活を余儀なくされている。被災者の中でも、物質的にも精神的にも満たされない環境で育つ子どもは、特別なケアを必要とする脆弱な存在である。
「人間の安全保障」フォーラム(HSF)は、2011年11月より宮城県内の複数の仮設住宅地において、被災した子どもの学び、遊び、育ちの場となるような「子ども未来館」の運営を行ってきた。「子ども未来館」では、子どもの学童保育や学習指導、奨学金情報の提供や進路相談を行うスタッフやボランティアが平常時に配置され、さらに外部の様々な団体・個人との恊働による文化的イベントも定期的に開催される。
 HSFは、今後も関係者や被災当事者の意見を取り入れながら、被災した子どもが自信や誇り、未来への希望を抱けるような空間を創出していく。そして、仮設住宅地において活気あるコミュニティの持続可能な形での発展に貢献するとともに、その蓄積から被災地での教育復興支援のモデルの確立を目指す。

実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

前年度(2011年11月~2012年6月)に引き続き、宮城県内の仮設住宅地において、被災した子どもの学び、遊び、育ちの場となるような「子ども未来館」の設置及び運営に取り組んだ。
2012年7月1日の活動開始日から2013年13月29日までで150回以上の活動を実施した。2012年6月31日の第1回目の助成期間終了時よりも、現地のニーズに対応しながら幅広く活動を展開するようになっている。
「子ども未来館」の活動により、日常的な学童保育や学習支援に関しては、子どもらに多くの笑顔を取り戻し、学力低下を食い止めることに貢献している。また、活動を続ける過程で、子どもの保護者やその他の大人にも、この支援活動について認知されるようになり、ときには親の希望に叶う形で応急仮設住宅地の託児所のような機能も果たしている。 
さらに、子どもだけでなく大人も参加できるような文化的イベントも開催することにより、様々な交流が生まれるようにもなった。こうした「子ども未来館」の活動が、子ども同士だけでなく、子どもと大人、大人同士の交流を生み出し、結果的に隣人間の信頼関係の醸成に貢献することが確認された。そこでは、子どもたちもイベント開催の主体として、チラシの配布や当日の準備、独居老人との交流など、様々な面で仮設住宅コミュニティ全体に対して貢献できる可能性を秘めていることが確認された。
 

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