HOME

助成対象詳細(Details)

   

2013 国内助成 東日本大震災特定課題      
助成番号
(Grant Number)
D13-E-0012
題目
(Project Title)
過去の震災に学び、今の復興に活かす ―人と人が繋がる社会の創造
代表者名
(Representative)
吉田 律子
代表者所属
(Organization)
特定非営利活動法人サンガ岩手
助成金額
(Grant Amount)
 1,500,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

震災から復興を遂げた地域を視察訪問することで災害発生から復興するまでのプロセスを学び、過疎や少子高齢化、若年層の流出などまちづくりの様々な課題に対する現在の取り組みについて学ぶ。岩手県大槌町の現地スタッフで実際に訪問し見学することで「見て、聞いて、体験する」防災、復興のからのまちづくりを学び現在の大槌での生活支援活動に役立てていく。
災害直後の緊急支援から現在は住民主体のまちづくり、コミュニティづくりが行われているが先導モデルとして神戸と奥尻島を訪問し現在、大槌町で抱えている震災支援の在り方具体的な方法、住民主体のまちづくりに必要な支援について研修する。


実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

奥尻島視察研修
奥尻島の視察研修は平成26年10月18日~20日に北海道奥尻島で研修を行った。奥尻と大槌は過疎地域という同じ地域性であり、震災前から抱えている町の過疎化、少子高齢化、若年層の流出等、震災によりさらに問題となってきている町の課題についても共通している。現在の大槌町で抱えている復興まちづくりの為に今回の研修を行った。
奥尻観光協会に震災から復興を果たした奥尻のまちづくりとして防災センターの視察や地元住民との情報交換会を行った。
まちづくりへの応用と効果として視察研修後に視察のコーディネートを行ってくれた奥尻島観光協会会長を大槌町に招き。復興まちづくり大槌株式会社と大槌町役場と共に「津波から復興した奥尻島20年の軌跡」として1月21日に大槌町で講演会を行った。この講演では視察で学んだ震災復興とまちづくりの歴史を広く大槌町住民や大槌の役場関係者、大槌の他のNPOへ広く情報を提供する事で復興への取り組みの意識を町民一人一人のレベルから上げていくことを目的として行った。その為に大槌町民の仮設住宅を含む全世帯にこの講演会のチラシを配布し、講演会当日は昼、夜の2回の講演を行い述べ600名の参加があった。講演会終了後は懇親会において奥尻観光協会会長制野氏と活発に意見交換、情報交換を行い今後の大槌のまちづくりを考えるよい機会になった。

神戸視察研修
神戸の視察研修は2月20日~21日と3月21日~23日にかけて行った。復興公営住宅のコミュニティ形成」について神戸まちづくり研究所の野崎氏による講義と共に災害公営住宅HATの視察をした。コミュニティ形成については大槌で抱えている問題と興津する部分も多く高齢者の単身世帯をいかに取り込んで地域として見守っていくかという課題や支援やイベントを行う為の人や資金づくり、住民が主体となり自ら関わるまちづくりの大切さにについて学んだ。コミュニティの場としてのビタミン食堂の運営等が行われている。運営は公営住宅の住民が当番制で行い、役割意識をもって活動に参加する必要性を感じた。震災から20年経過した現在でも継続した高齢者の見守り活動を行い見守り記録を作成しているという神戸市看護大学の教授池田さんからも話を伺う機会があった。心の復興の為には人と人との繋がりを作る事が大きな力になる、高齢者の健康、孤立、活力低下を予防する為に活動をしていくことが大槌でもこれから求められている事と助言を受けた。実際に池田氏には3月に岩手県大槌町のサンガ手の工房に訪問して貰い大槌町の仮設で実際に神戸でも使用した見守りカルテの作成方法の指導と大槌町住民への心のケア活動を実践してもらった。神戸の研修で学んだ松永氏の実践するビタミン食堂のようなコミュニティスペースの開設によるコミュニティ形成活動、看護大学の池田氏による専門性を持ったスタッフによる心のケア活動をサンガ岩手も被災地で行っていきたい。


ホームページへのリンクトヨタ財団WEBサイト内関連記事