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助成対象詳細(Details)

   

2013 国内助成 東日本大震災特定課題      
助成番号
(Grant Number)
D13-E-0031
題目
(Project Title)
復興まちづくり現地訪問学習会 ―奥尻島に学び、山元町浜通りの震災復興まちづくりを考える。
代表者名
(Representative)
菊地正己
代表者所属
(Organization)
山元町震災復興 土曜日の会
助成金額
(Grant Amount)
 1,500,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

「山元町震災復興土曜日の会」はこの一年間、毎週土曜日の例会と毎月「いちご新聞」の発行による地域情報の共有及び発信を行い、5回のワークショップによって山元町浜通りの震災復興まちづくりにおける諸課題に取り組んで来た。そこで出てきた大きな課題は、

1.人口激減と少子高齢化の加速
JR常磐線が不通のために人口流出が続いている。
2.防災集団移転と現地再建
安全安心の確保とコミュニティーの再生が課題である。
3.里浜再生
生態系の再生、震災の伝承、産業の復興が課題である。

このような課題に対処するために、津波被災経験地である奥尻島を現地訪問して、復興まちづくりの貴重な経験や教訓を学び、共通の課題を連携して今後の山元町浜通りの震災復興まちづくりに応用する。



実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

1.1復興まちづくりの課題と問題意識
(1) 人口激減と少子高齢化の加速
山元町の震災復興はJR常磐線の内陸移転を核としてコンパクトシティまちづくりを目指している。その結果は人口流出が止まらず、現在の減少率は23.5%で県内2位の高率になっている。少子高齢化も劇的に加速している。震災復興後の町の存続が危ぶまれる。
(2) 防災集団移転と現地再建
 防集移転は合意形成なしに、広範な災害危険区域の指定とJR駅の移転によって、強制的に行われた。そして、災害危険区域には約600戸の住居が現地再建している。被災地の復興のためには災害危険区域での安全安心な生活環境の構築が必要になっている。
(3) 里浜再生
 TP7.2mの大防潮堤が国事業でいち早く完成した。砂浜の生態系は分断され、震災遺産の津波湾は消滅した、防集移転跡地の有効利用もおぼつかない。このような状況で里浜再生はどうしたらいいだろうか。

1.2訪問学習の実施概要(いちご新聞 第29号、30号、31号 参照)
(1) 奥尻島訪問学習(1993年7月 北海道南西沖地震)
日程:2014年10月3日~5日      参加者:11名
(2) 新潟中越訪問学習(2004年10月 中越大地震)
日程:2014年11月29日~30日     参加者:20名

1.3今後の復興まちづくりに対する応用
(1) 人口激減と少子高齢化の加速
奥尻島は観光、小千谷市塩谷は移転者や支援者との絆で交流人口を保っている。他地域との交流を深め、交流人口の増大とUJIターン導入を考える。
(2) 防災集団移転と現地再建
 山元町の現地再建に対する行政支援の欠如は特異であることが解った。現地再建者の要望を集約して、安全安心な生活環境を実現しなければならない。復興行政の見直しと共に現地再建者の自助に努める。
(3) 里浜再生
 今回訪問した両地域ともにきびしい状況にありながら、美しい自然環境に支えられているように見えた。山元町震災復興のために豊かな里浜の再生に努める。


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