HOME

助成対象詳細(Details)

   

2013 国内助成 東日本大震災特定課題      
助成番号
(Grant Number)
D13-E-0037
題目
(Project Title)
復興まちづくりまなびのたび ―女性のネットワークを活かすために
代表者名
(Representative)
石本めぐみ
代表者所属
(Organization)

助成金額
(Grant Amount)
 1,280,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

震災から2年8か月が経過し、仮設住宅やみなし仮設など仮住まいの状態が続く被災者にとって恒久的住宅への速やかな移転が喫緊の課題となっている。南三陸町では来年夏以降災害公営住宅が完成し、人々の移動が始まる。災害公営住宅では、ほぼ同じ作りで長屋というこれまでの横のつながりから3階建ての集合住宅や木造戸建など世帯に応じてさまざまな住宅が準備される。さらに、災害公営住宅の場合、入居者の多くは高齢者世帯であるため、高齢者ケアという課題も抱えつつ、新しいコミュニティをどのように構築していくかは地域福祉の観点からも重要である。そこで、同町で被災者同志のコミュニティづくりに寄与してきた被災者生活支援センターの生活支援員や仮設住宅の自治に参加し家庭を支えてきた女性たちを中心に、現地視察という形で、他地域の人々と交流しながら、その取り組みを学び、今後の復興ステージをより具体的にイメージし、自分たちのまちづくりに参加するソフトパワーとして女性たちが活躍できることを目指すもの。


実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

① 復興まちづくりの課題と問題意識
震災から4年が経過しても仮設住宅やみなし仮設などでの仮住まいの生活が長引いている。被災者の心身のストレスは限界に近づいており、まちの復興における喫緊の課題である。宮城県本吉郡南三陸町では、2014年夏に第1号の災害公営住宅が完成し、被災者の移動が徐々に始まっているが、完成したのはまだ全体の14.1%にとどまる。これまで多くの支援者が仮設住宅内のコミュニティづくりに奔走してきたが、支援団体の多くが撤退し、また外部からの支援が減る中で今後新しい入居者と既存の住民が地域づくりにより主体的に参加していくことが求められている。一方で、先述のとおり、先が見通せない状況が続く中、まちの中で地域づくりに関与できる人は限られているのが現状である。
そこで、震災以前からある町内の婦人会役員、震災後設置された被災者の見守り支援に取り組む「被災者生活支援センター」の生活支援員、仮設住宅の自治に参加し家庭を支えてきた女性たちを中心に中越地震の被災地視察に参加を呼びかけ、他地域の人々と交流しながら、その取り組みを学び、今後の復興段階をより具体的にイメージし、自分たちの地域づくりに活かしていくことを目指した。

② 訪問学習の実施概要
中越地震以降の地域の女性たちの取り組みを中心に三日間の視察を実施。
日程:2014年7月28日-30日(3日間)
参加者:町内の女性 計6名、NPO法人ウイメンズアイスタッフ計3名 合計9名
訪問先:
 やまこし復興交流館おらたる(見学)
 かたくりの会
 農家民宿「おっこの木」
 木籠メモリアルパーク(見学)
 山の暮らし再生機構山古志サテライト
 畑の学校
 農家レストラン多菜田
 仲子災害公営住宅(見学)
 とちお同住会
 多世代交流館になニ~ナ
中越視察の結果、現地で出会った女性たちから、背伸びせず頑張る姿勢、地元を大事に、その土地で出来ることからやっていくことが地域の元気につながることを学んだ。さらに、「多世代交流」など自分たちのまちづくりに活かしたいヒントをもらった。また、今回多世代の参加者の交流が進み、同じ町内にいてもなかなか共有できていなかったそれぞれ世代の悩みや関心を共有することができた。

③ 今後の復興まちづくりに対する応用
中越視察をきっかけに生まれた女性たちの集い「南三陸 まなびの女子会」は、女性たちが学びあえる場、地域の課題、町の未来を話し合っていく場として会を継続していきたい。また、地域婦人会のネットワークなどを活かして、これまでの話し合いで提案された「子育てしやすいまち」「多世代交流」などのアイデアを具現化するイベントなどを実施予定。

ホームページへのリンク ◆トヨタ財団WEBサイト内関連記事