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助成対象詳細(Details)

   

2014 イニシアティブ助成 Initiative Grants      
助成番号
(Grant Number)
D14-PI-0002
題目
(Project Title)
地域でつながるワカモノ×NPO インターンシッププログラム2014
代表者名
(Representative)
手塚 明美
代表者所属
(Organization)
認定特定非営利活動法人 藤沢市市民活動推進連絡会
助成金額
(Grant Amount)
5,500,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

本プログラムは高校生・大学生・専門学生・大学院生からインターンを募集し、約6か月間継続的に責任を持ってNPOの活動に参加するインターンに対し、200時間を上限に活動奨励金を助成する。また、受入NPOに対してインターンと同額の受入奨励金を助成する。この経験を通じて、将来地域で行う公益的市民活動を担う人材が育成されること、そして地域のNPOにおける組織基盤の強化が進むことを期待している。
 プログラムの特徴として、高校生の参加と、受入NPOへの受入奨励金制度がある。
若者が将来や進路について考える時期に市民活動を「経験する」と「経験しない」では後々の選択の幅に大きな違いがあり、社会人になった後の市民活動への関心や地域づくりにも大きく影響する。そこで、将来への種まきは早い時期に行う必要があると考え、本プログラムでは高校生をインターン参加対象に含めている。
 また、若者とNPOをつなぐためには、まず受入NPO側でコーディネートを行う人材が必要である。インターン受け入れにより、必要なコーディネーターが育成されることで組織基盤の強化が期待できるが、受け入れに要した団体負担の対価として、インターンの活動報奨金と同額を受入NPOへ助成する。

実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

1995年の阪神淡路大震災の後、ボランティア活動に多くの市民が参加しました。藤沢市内の生徒が青春18切符を持って仮設住宅へ通っていたことを昨日のように覚えているのは私だけではないと思います。その生徒たちは20年後の今、30歳代となり、NPOや市民活動の担い手として多く活躍しています。2011年の東日本大震災の際には、その世代のワカモノが復旧や復興に携わり、今でも現地で活躍しています。
 人は誰でも、助けてくださいといわれれば、助けたいと思い、助けようとするのですが、助け方を学ぶ機会がなければそれも気持ちだけで終わってしまいます。内閣府の国民意識調査(2014年度)によれば、7割近くの市民は社会貢献活動に関して肯定的な意思を示していますが、実際に活動している市民は、1割に留まっています。社会貢献活動に触れる機会は、近年明らかに増加しているものの、携わる機会は多いとはいえません。特に、勉学を第一の使命と捉えている生徒や学生に向けて、社会貢献活動が必要と推し進める環境は決して整っている状況ではありません。
 一方、NPO法の施行後、NPO法人は約5万団体に、法人格を持たない団体はその 5倍以上といわれ、藤沢市内でも 1000を超える市民活動団体が存在しています。そして、その多くは 1980~1990年代に活動を開始し、活動に意欲的な特定の市民を中心に実績を積み上げ、社会貢献活動を継続している状況にあります。多くの市民を巻き込み活動を進める必要のある市民活動団体は、今後、世代を問わず人を巻き込み育成するスキルを持つことは必須です。しかし、人の巻き込み方を学ぶ機会は少なく、割く時間も限られています。
 本プログラムはそのような背景から、高校生を含むワカモノが、できるだけ早い時期に社会貢献活動に触れ、活動に参加し、未来をつくるための要素の一つとして記憶に残していただくことと、社会貢献活動の要である既存の市民活動団体の人を巻き込むチカラの醸成の不達を目指しました。
 上記の目的を達成するため、企業等で実施されてきた、学生の実りを第一の目的としているインターンシッププログラムとは違った構造のプログラムを企画しました。学生の市民活動団体へのインターンシップは就職のためというよりも、一生を動かすことのできる社会的な感性を育み、更に今後ますます必要欠くことのできないと思われる、民間の公共サービス実践者の確保へ繋ぐことができるのではないかと考えました。具体的には、活動時間を長期に設定し、ワカモノ同士の連帯性や団体の連帯力も向上できるよう、研修会を複数回設定しました。また、出会ったワカモノと団体がより深くコミット出来るよう、双方に報奨金を同額給付し、金銭的な価値観の共有と共に、活動面での相乗効果を狙いました。
 本年度は、高校生から大学生まで19名のワカモノが、市民活動団体12団体に関わり、インターン活動を通じ、羽ばたいていきました。
 1年を振り返り、想いがカタチとなって現れたことばかりでなく、改善すべき点も多々ありました。たとえば、インターンの時間を当初、140時間から200時間と設定しましたが、受け入れ団体の活動頻度は想定以上に波があり、調整が必要。当初の目論見や計画が崩れたときの対応策の検討。長期にわたり、人と人とのかかわりとなるためのそれぞれの葛藤への対応。等に、次年度展開に向け多くの時間を割きました。次年度も事故なく多くのワカモノと市民活動団体の達成感を感じ取れることを期待しています。
 最後になりますが、どこにもなかった企画を応援してくださったトヨタ財団の関係者の皆さま、唐突にお声かけをし、快くワカモノの受け入れ先となってくださった団体の皆さま、何が起こるかわからないプログラムに果敢にチャレンジしてくださったワカモノの皆さまをはじめ、かかわりを持ってい頂いたすべての関係者に深く感謝を申し上げ、2014年度の報告と致します。

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