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助成対象詳細(Details)

   

2016 2016年度国内助成プログラム[しらべる助成]      
助成番号
(Grant Number)
D16-LR-0030
題目
(Project Title)
企業の廃材・端材の有効活用 ―廃材・端材は学校の教材になる!
代表者名
(Representative)
男澤 誠
代表者所属
(Organization)
一般社団法人横浜もの・まち・ひとづくり
助成金額
(Grant Amount)
 1,000,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

企業から出る廃材は年間何百万トンという量で、ここ東山田準工業地域の廃材も日々の生活ゴミのように排出され回収車がまわっている。私たちが籍をおく東山田は準工業地域で約80の工場と住宅100世帯が混在している。数年前から地域の住民を対象としたイベントを年に5、6回開催している。人気のイベントは廃材・端材ワークショップである。1年前、近隣の小学校の校長先生から連絡があり「廃材・端材は宝の山だ!わけてくれないか」と相談があった。これを機に数社が廃材を学校にわけてくれるようになり、今は私たちが窓口になっている。学校からは「もっと金属やゴム材料がほしい、図工で使える」、企業からは「ゴミが減ってコストダウンにつながった。しかも喜ばれるところで再利用されて嬉しい」とのこと。今回私たちは約80社の廃材・端材の種類や小分けが可能かを調査、まとめたものを冊子にし、都筑区の小・中学校に配布、またWEBにて掲載し全国にも展開できるスキームを検討することとした。将来的に廃材・端材を使用した自由研究キット販売を行っていき、将来は収益事業化させる。
 

実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

製造の過程で出る廃材・端材は多くの工場で日々たくさん排出されています。また学校は図工や総合の学習で使える地域の教材を探している。そこで私たちはこれら廃材・端材の有効活用と社会貢献を両立できるしくみができないかと考えました。企業から見ればゴミである廃材・端材も見る人が見れば宝であり、学校の教材になる。
企業は学校との接点がないため、廃材・端材が教材になることを知らない。学校で子どもたちに有効に使ってもらうことで、ゴミ廃棄のコスト削減になるだけでなく自分たちにできる社会貢献があることを知る。学校は地域にどんな企業があるかを知らない。知ってつながることで、地域でしかできない学びを発掘し、社会に開かれた教育を実践できると仮説を立てました。
調査は、東山田準工業地域の84社のうち承諾を得られた20社を一件一件まわり廃材の種類や用途、廃棄する頻度やこれまでの処分方法、独自の環境対策やリサイクルへの取り組みについてヒアリング形式で行いました。また当初は予定していなかった都筑区役所のメイドインつづき事業に参加実績のある企業35社のうち14社の調査も追加で行いました。
結果は、仮説の通りと言えます。
こちらでは、何の役にたつのかわからないものでも学校では必要としているものがあったり、廃材探しツアーといった工場見学を兼ねた学習にも発展したりしました。企業の方も入りやすいCSRと認知してくれ、廃材・端材を通じた活動の輪は広がっています。
調査結果をまとめた冊子『廃材カタログ』の学校配布はこれからですが、既に噂を聞きつけた近隣の学校から何件か依頼を受けています。今後はこの冊子を見て先生方が学習計画をたて、指導にあった廃材の依頼がくることと思います。また、廃材お楽しみ袋の販売、都筑区の企業の連帯感をもたせたワークショップも展開していきます。
この調査を通して私たちは、多くの仲間と地域にあった貴重な財を手にいれました。都筑の企業で協力して都筑の子どもたちを応援する事業「地・産・地・育!」としてこの廃材プロジェクトをもっともっと発展させていきます。

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