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助成対象詳細(Details)

   

2016 2016年度国内助成プログラム[しらべる助成]      
助成番号
(Grant Number)
D16-LR-0129
題目
(Project Title)
人と猫の共生を図る地域猫活動 ―新しいコミュニティ作りを目指すステップ
代表者名
(Representative)
廣畑 佐知子
代表者所属
(Organization)
NPO法人岡山ニャンとかし隊
助成金額
(Grant Amount)
 1,000,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

岡山市内全域を対象として地域猫活動に踏み込めない理由(仮説)を検証するとともに効果的な解決策、優先的に取り組むべき解決策を探る。地域猫活動は継続して効果がある活動であり、そのための支援が現状ない。また、個人では啓発・継続するための組織力が欠けており、資金的にも負担が多い。岡山市各町内会等の地域単位で所有者のいない猫を適正管理することが望ましいが、町内会運営者は高齢化が進んでいる実態がある。そこで、地域猫活動を推進する地域を支援できる新しいシステム作りを模索する。
 地域猫活動の「地域」としては、動物病院、ペットショップ、大学、岡山ニャンとかし隊などを窓口とした新しい地域コミュニティが想定されるが、現状自治体として機能している町内会を相談窓口から除くことは難しい。逆に町内会が地域猫活動を事前に理解し、自町内会で行われることを想定していれば、新しい地域コミュニティも活動に取り掛かりやすくなる。そのため、今回は窓口のひとつである町内会に地域猫活動についてアンケートを通じて周知をはかる。

実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

地域には飼い主のいない猫が生息していることによって、糞尿問題で地域の中で衛生上好ましくない場所ができたり、猫が乗ることで車が傷ついたりと猫を好ましく思わない人にとっては、迷惑な動物として扱われる一方、人に飼われない猫が外にいることを心配する人によって無秩序に餌を与えられ、繁殖を繰り返し、双方話し合いがないまま、猫が地域ストレスとなってしまっていることがある。このような状態では、猫を好ましく思わない人は問題解決として猫を殺処分することを望み、行政コストを発生させている。さらに、動物愛護という観点から不必要であるからという理由で安易に動物を殺処分することは地域の子供の教育上好ましくないと考えられる。この問題を解決するには、猫を行政に持ち込み殺処分したり、猫が好きな人に猫を押し付けたりする方法ではなく、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術を施し、一代限りの命を地域で見守り、猫が自然死していくことで地域の飼い主のいない猫を減少傾向にし、餌やりに地域でルールを決め、環境美化に努め、猫トイレの設置や定期的な清掃によって糞尿問題を減らし、地域で猫問題に取り組む地域猫活動が有効である。さらに、活動に取り組む地域では、捨て猫や流入猫が地域の猫数を増加させる原因となることが理解され、捨て猫や流入猫を防止しなければ、不妊・去勢手術等の地域コストの増大を招くため、自地域を守るために、隣接地域への啓発や捨て猫防止への意識啓発を誘発させることになる。
地域猫活動は、動物病院、ペットショップ、大学などを窓口として多様な主体のつながりをもとに実施・運営することも可能であるが、活動範囲の適性(野良猫の行動範囲)、継続的な活動予算の確保、住民の主体性の発揮、各戸への周知などの状況・効果を考慮すると町内会を窓口とすることが現状最も効率的と考え、今回は窓口のひとつである岡山市単位町内会に地域猫活動についてアンケートを通じて周知をはかった。



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