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助成対象詳細(Details)

   

2016 2016年度国内助成プログラム[しらべる助成]      
助成番号
(Grant Number)
D16-LR-0132
題目
(Project Title)
嬬恋コミュニティ物流構築  ―過疎・中山間地域で生活支援物流システム
代表者名
(Representative)
市村 憲一
代表者所属
(Organization)
特定非営利活動法人 浅間山麓国際自然学校
助成金額
(Grant Amount)
 1,000,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

調査対象の群馬県嬬恋村の高齢化率は33.1%(H27年度末)と国や県の高齢化率を大きく上回っている。人口減少により公共交通が衰退し、日用品の買物や通院等の外出で大きな支障となっている。特に宅配・郵便、弁当・惣菜等配送が課題となっているが、支援サービス事業が少ないため住民による献身的な互助が必要である。主体的に地域課題の解決に取り組む「担い手」の育成が求められている。今後、高齢化・人口減少は深刻化する。行政や企業による従来型のサービスを待っていても解決策とはならない。先ずは身近な生活ニーズの宅配・郵便、弁当・惣菜等配送の支障解消と、高齢者見守りにも取り組む。また、村内の「浅間高原」等の別荘地(約9,000戸)では、週末利用だけではなく定年退職後の永住地としても注目され新村民が増加中である。地元での活躍の場や地域ビジネスへの従事を希望しており「若き担い手」とこれら移住者の協働体制を構築することも重要である。本調査では、身近な生活物流システム構築のための与条件について社会調査(対面、文献資料、アンケート)によりデータ収集し、事業化プランを練り上げる。
 

実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

浅間山麓は群馬県吾妻西部地域と長野県東信地域にまたがる6市町村で構成される。群馬県嬬恋村、長野原町、長野県小諸市、東御市、御代田町、軽井沢町の6市町村である。

過疎化・人口減少により、公共交通(バス・タクシー)の衰退と、人手不足による人・物の移動支障が深刻である。

本調査「しらべる助成」では、特にこの「交通・物流」の現状を見える化し、住民の気づきにより課題解決の糸口を模索した。 

その際、嬬恋村と浅間山をはさみ南側に接する小諸市にも調査域を広げ、先ずはこの2市村で解決策を練り上げ、逐次に6市町村全域の取り組みを目指すこととした。

調査手法は、地元地域包括センターでの質疑や意見聴取、行政・物流会社・別荘管理会社・その他関係者への対面式ヒアリングである。

そこから見えてきた課題解決策は、《若き担い手》の育成と《アクティブ新住民(移住者・二地域居住者)》の登用である。 

《若き担い手》は、①地元企業の2代目・3代目の跡取り、②子育て中のママさんたちである。

①「跡取り」とは「第二創業者」、すなわち先代の事業継承とともに新事業を立ち上げる地元の《若きリーダーたち》である。

②「子育て中のママさんたち」は就労意欲が強く、子どもたちを短時間の交代制で世話し合うような仕組み(政府の「企業主導型保育事業」も検討)があればすぐにでも働きたいという熱き想いが聞かれた。「働き方改革」に通じるまさに今日的なテーマである。

《アクティブ新住民》は、当地を「終の住み家」と考え帰属意識が芽生えつつあるアクティブな移住者であり、地域人口が減少する中でも漸増しつつある。

以上を踏まえ、本調査では、当初の「群馬・嬬恋コミュニティ物流」を補完・拡充し、「人・物移動支援事業プラン*」として取りまとめた。
 *日々の「生活の足」の確保、日用品・弁当・惣菜の配達、宅配等の生活支援サービスで雇用を創出、コミュニティを強化し高齢者を見守る取組み。

今後はこの「事業プラン」を基に、事業採算・継続性に十分配慮した解決策を実現する。「行政任せにはできない」「コミュニティの力で解決」という住民の意気込みがベースとなるが、ボランティア精神だけでは事業継続に不安がある。財源確保のためあの手この手の工夫をしてゆく。以上

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