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助成対象詳細

Details

2018 国内助成 [しらべる助成]     

未来の地域リーダー育成―市民による三島・高校生Uターン就職促進調査

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

本調査は静岡県三島市における地域課題解決に率先して取り組む地域リーダー創出に向け、その前段として解決が必要なUターン就職者増加のために有効な手段策定を目的に実施される。同地域は、豊かな歴史や自然などの地域資源、東京からのアクセスの良さ、4つの大学を持つ恵まれた環境にあるにも関わらず、就職や進学で首都圏へ転出している20~24 歳世代の比率が高く、Uターン人口減少も課題視されている。また、2060年将来推計人口は2010年人口から38.7%減少と近隣自治体よりも高い数値となっており、地域の担い手育成の仕組みが必要だ。我々は、高校卒業までに地元で知らない職業や社会人と接点が持てないことで、市外転出後Uターンを選択肢にしない人が多い可能性を懸念。その溝を埋めるために高校在学中のインターンシップが有効であると仮定し、その有効性を検討する。調査対象者は①三島市在住者が通学する高校生、② 前述高校進路指導担当、③ 地元企業、④ Uターン・非Uターン人材。一地域住民である当法人ボランティアメンバーが携わることで、若年層の育て役育成も同時に図られ、地域の底上げとなる事業スキーム構築を目指す。

実施報告書・概要

Summary of Final Report

【プロジェクトの目的】
私たちは地域の課題解決に進んで取り組む地域社会でのリーダー育成を目指し、2019年に「みしま未来研究所」という人材育成拠点を開設。若年層が将来地域を盛り立てる存在になることを中長期的に目指す一方で、若年層が進学・就職を機に地元を離れ、この地域で働くという選択肢が身近にないという仮説を持ち、今回の調査に至った。この事象に関係する学生の将来や地元に関する意識調査、学校におけるキャリア選択の支援実態のヒアリング調査、Uターン就職者へのキャリアヒストリー調査等を実施。結果を踏まえ、「この地域で働く」という選択肢を身近にしていくための打ち手の展開を目指した。

【実施内容と成果】
● 調査結果の特徴:これらを踏まえ、今後地域側が行うことのできる応援体制を構築
学生:母親からの影響大、職業体験=職種知識、地元企業への接点の少なさ(小売・大手メーカー)等の特徴が見られた:
   ライフキャリア的な観点も含めて様々なケースに触れることで、「自ら考え選ぶ」後押しができるようになる可能性が考
   えられた。
学校:地域との連携を図りたい一方で、先生方の負荷軽減、学習効果の担保などが課題に。:地域側のコーディーネーター役が
   今後必要である。
社会人:能動的に地域を選択していない人が多いことがうかがえた。:地域で働く魅力に加え、「暮らし」の側面を人生の大切
   な要素として地域人材が伝えていく必要性がある。また卒業後に情報を得られるプラットフォームも重要。

● 調査プロセスで得られたこと
私たちは市民の有志で活動を行う団体で、この活動を生業にするスタッフがいない。そのため、市民自身がどう地域の人材育成に携わることができるのかを考えることにもつながっている。実際に調査前に「地域のリーダーを考えるワークショップ」、調査結果の考察ワークショップ、報告会を兼ねた地域と高校の連携について学ぶフォーラムなどを通じ、同じように支援の志を持つ地域の人材・団体との連携のきっかけ得たり、複数の参加者がキャリア教育コーディネーターの資格取得を目指したりと、当事者としてできることを具体的に広げることにつながっている。
 

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2018 国内助成 [しらべる助成]     
助成番号(Grant Number)
D18-LR-0022
題目(Project Title)
未来の地域リーダー育成―市民による三島・高校生Uターン就職促進調査
代表者名(Representative)
山本希  
代表者所属(Organization)
特定非営利活動法人みしまびと
助成金額(Grant Amount)
990,000
リンク(Link)
活動地域(Area)