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助成対象詳細

Details

2018 国内助成 [しらべる助成]     

集落協働による地域起業促進 -スポーツ・ツーリズムによるモデル創造

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

【経緯】 五ヶ瀬自然エネルギー社中は、深刻な少子高齢化による消滅自治体の危機が叫ばれている九州脊梁山地の北部に位置する宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町に設立した。これまで10年近く掛けて従来慣習や上意下達に縛られてきた集落コミュニティを、全員参加や共同労働による地域に根ざした暮らしの豊かさの再構築と地域資源を活かした持続可能な起業促進に取り組んできた。 【目的】 本事業ではサイクリングをパイロット事業とした健康スポーツ・ツーリズム創造をテーマに掲げる。九州脊梁山地を取り巻く集落住民たちが、複数年を掛けて旧くから守り継承してきた環境・文化を活かしたローカルベンチャーに取り組むことで「集落間協働」を育む。その活動蓄積を通じて、新たな地域ブランド「Kyushuハイランド・ツーリズム(仮称)」を成立させる。一連の取り組みで国内外から多くの人が訪れるようになり、若者の起業が促進され次世代が増えることで少子化の課題を乗り越える。 【初年度目標】 はじめの一歩は、問題意識を共有し集落間協働を進めながらローカルベンチャーに取り組む人材育成となる。初年度はベースとなるステークホルダーの現状を調べ、関係構築を図る。

実施報告書・概要

Summary of Final Report

【プロジェクトの目的】
宮崎・熊本県境をまたぐ九州脊梁山地には、冷涼な気候や自然の豊かさがあり、住民が継承してきた環境・文化等を活かした起業による地域活性化の必要性を実感している。また、この地で、世界的にニーズが高まっているサイクリングやトレッキング、フットパス等の健康スポーツをツールにして集落間を繋ぎ、住民協働により地域を活性化させる可能性を探る。その活動から「Kyushuハイランド・ツーリズム(仮称)」を成立させ、持続可能な集落を形成する。

【実施内容】
① 基本構想づくりとステークホルダーのリストアップ
② ヒアリングを通じた問題意識の共有
③ サイクリングコース及びサイクルツーリズムによる地域振興の可能性調査

【成果】
ステークホルダーのリストアップについては、25名の協力者を得、今後の活動を協働により進めることになったが、基本構想づくりは、資源や人のかかわりを再度詳細に調査し、住民に理解しやすく納得できるものにする必要性を感じている。
ヒアリングについては、全地域を網羅する形で進めることが出来た。加えて各関係自治体からも賛同を得ることが出来、今後九州ハイランドを活性化させるという共通の目的を持って協働する体制が整いつつある。ヒアリングの対象者とは、地域の現状などについて本音で語り合うことが出来たことで、ヒアリング対象者の多くが協力者となっている。
サイクリングの可能性については、サイクリングコースのプロジューサー等協力による実走が有意義であった。1300m以上の標高差、多くの急こう配を有するコースは、自転車愛好者にとっては、達成感、満足感を得られるコースとして高評価であった。また、ブナ等の自然森林帯や源流を走るコースは、森林浴を満喫できるコースであるとの感想であった。民宿のスキルも高く、ショートコースを併設すれば、初心者を含め、だれでも楽しめるコース設計が可能ということである。

【今後の展開・実現したいコミュニティの姿】
・ 旅人を温かく受け入れ旅人に好まれる地域づくりが、旅人の好意的な外部評価によって地域の自信と誇りになっている
・ 旅人のルート上の一つ一つのコミュニティが、互の学びからより良い開かれた集落になっている
・ 一人のリーダーに率いられるのではなく、女性も若手も積極的に関わり、地域の人々が自分たちで話し合い物事を決めていく体制が出来ている
・ 農作物・加工品の産直市場が生産者と消費者をつなげ、地域の食を提供するレストランがある
・ 女性が楽しく学び、活動しながら、おしゃれな食事ができる場を整える

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2018 国内助成 [しらべる助成]     
助成番号(Grant Number)
D18-LR-0030
題目(Project Title)
集落協働による地域起業促進 -スポーツ・ツーリズムによるモデル創造
代表者名(Representative)
石井勇  
代表者所属(Organization)
合同会社 五ヶ瀬自然エネルギー社中 代表社員
助成金額(Grant Amount)
1,000,000
リンク(Link)
活動地域(Area)