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助成対象詳細

Details

2018 国内助成 [しらべる助成]     

参加と自治の助け合い社会へ ―住民が主体的に動く為に必要な対話と調査

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

都農町は口蹄疫禍で経済的にも住民の心にも大きな痛手を受けた。当団体が心の復興にあたり分かった事は、平時から支援を必要としていても非常時になるまでは見えにくいという事である。普段からお互いに支え合っていく地域が必要と考え、有償ボランティアによる地域住民同士の「助け合い活動(全ての住民の生活の困りごとの相互扶助活動)」を展開してきたが、評価してもらえても一緒に活動してくれる方はごく一部であった。必要性の理解は進んだか?参加できないのは時間的経済的余裕がないからか?ふるさと納税で潤った行政がすべきと考えているのか?などの点についてアンケートと当職員がファシリテーターとなるカフェ形式の対話を通して、意識がどのように変わっていくかを調査し、どのように関わっていけば必要性を感じ「助け合い」に内発的な動機で参加するのかを調査する。カフェの参加者を核に、赤ちゃんから高齢者までどんな立場の人でも自由に来られる「居場所」を開催できるようにサポートしていく。その活動の中で互いを思いやり助け合う心を育み、今の時代にあった、お金では買えない喜び・生きがいに満ちた新しい「助け合い活動」を創出していく。

実施報告書・概要

Summary of Final Report

【プロジェクト目的】
困りごとの解決の為に「自分たちで出来ることがある」事に気づいてもらい、自ら考えて行動する「助け合い活動」に参加することに抵抗のない地域社会をつくることを目標に、必要な調査を行った。

【実施内容と成果】
今は身内の交流範囲の中と、行政サービスで何とか困りごとをやり過ごしているが、災害が起きた時にはそのシステムは回らなくなることを想像してもらい、普段から助け合いを幅広い人と行う大切さに気づいてもらう為のヒアリングを行った。しかし、なかなか災害をイメージすることができないので、既に様々な助け合い活動をすでに行っている人にアンケートを取り、それと同様な回答をする未だ活動していない人たちがどの属性の集団の中にいるのかを探し出し、そこに助け合い活動に乗り出すようなアプローチを仕掛けることにした。アンケート結果によって探し出すことはできたが、その集団の方々が、必ずしも私たちの求める活動に参加するようになるとは思えなかった。またアンケート結果から、助け合いに必要な「人のことが気になる力」は「自律性」「有能感」「帰属性」を持つことができるような環境の中に身を置くことで育つ「非認知能力」の一つであると考えられたが、私たちの求める活動に参加させようとする事が、その方々の「自律性」をそいでいることに気付き、何とか助け合い活動に参加させようとするのではなく、参加したいという「自律性」が養われる環境を作ることが第一だと思い、住民が今どんな風にこの地域の現状をとらえていて、どんな不安があり、どんな課題を解決していけばいいのかを、住民自ら話し合える「環境」を整えていくために4~5人の小さな「座談会」を4回開催した。「自分の体験を感心して聞いてくれる人がいた」という成果ではない自分の存在自体を受け入れられた経験が、尊厳を育み、周囲の人の事が気になり、後に助け合いに繋がることを期待している。

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2018 国内助成 [しらべる助成]     
助成番号(Grant Number)
D18-LR-0051
題目(Project Title)
参加と自治の助け合い社会へ ―住民が主体的に動く為に必要な対話と調査
代表者名(Representative)
青木智美  
代表者所属(Organization)
特定非営利活動法人たわわハートねっと
助成金額(Grant Amount)
1,000,000
リンク(Link)
活動地域(Area)