助成対象詳細 | 公益財団法人トヨタ財団

公益財団法人トヨタ財団

助成対象詳細

Details

2018 国内助成 [しらべる助成]     

離島の交流拠点再生事業 ―フェリーターミナルにおける空き店舗の活用

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

交流人口が減少した原因と、現在の観光客の実態・潜在的ニーズの把握調査を元に、フェリーターミナル前の空き店舗を「交流拠点」として再生し、これを交流人口の増加へのつなげることを目的としたプロジェクト。羽幌町天売島にて、学生(等)と島の地域おこし団体との協働で進める。  調査では、交流人口の減少の一つの要因として、本来は交流拠点として機能すべき離島のフェリーターミナルにおいて、飲食店の減少など、観光客と島民の交流の場が喪失したことに起因することが明らかにされる。また、これと関連して、現在の観光客のニーズ(島民との交流から島の魅力を知る)が十分に受け止められていないことも明らかにされる。そこで、パイロットプロジェクトとして、空き店舗を学生主体で運営する飲食店として再生し、学生が媒介となり観光客と島民をつなぐ。この場は、同時に調査を行う場としても機能する。  離島にとって島の玄関口を再生することの意義は極めて大きい。住民による島の魅力再発見と、地域課題の発見・解決プロセスへの学生の中心的関与による教育効果といった人材育成も目指している。

実施報告書・概要

Summary of Final Report

【取り組んだ課題】
このプロジェクトでは,天売島(北海道羽幌町)において,交流人口が減少した原因と,現在の観光客の実態・潜在的ニーズの把握調査を元に、フェリーターミナル前の空き店舗を交流拠点として再生し、これを交流人口の増加へのつなげることを目的とした。

【実施内容と成果】
再生した交流拠点の店舗名は「てん」とした。天売島にて,北海学園大学経済学部の学生・教員と島の地域おこし団体との協働で進めた。

まず、学生が主体的に運営する離島活性化先進モデルとして、「香川大学直島地域活性化プロジェクト」に注目し、2019年5月11~13日に香川大学経済学部及び直島を視察した。プロジェクト参加学生及び担当教員と交流し、学生が独立採算で長期に運営できているノウハウを調べることができた。

2019年8月11~13日に学生が「てん」で飲食イベントを実施、島民や観光客と交流し、どのようなニーズがあるのか調べ、島民や観光客にとって夕方から夜にかけて「てん」でのイベントに参加しやすいことがわかった。また島の魅力を発信し交流人口の増加につなげるために、島の飲食店・商店への取材にもとづいた小冊子を作成した。コロナ渦の影響で当初の発行予定よりも遅れてしまったが、2020年8月に発行することができた。

離島にとって島の玄関口を再生することの意義は極めて大きい。この再生のために,島民と協働して学生が主体的かつ中心的に関与し,イベント開催とニーズ調査を実行し,今後の展開方向性を得ることが出来た。また,この協働が,地域課題の発見・解決プロセスに向けて,学生と島民の人材発展にもつながった。

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2018 国内助成 [しらべる助成]     
助成番号(Grant Number)
D18-LR-0070
題目(Project Title)
離島の交流拠点再生事業 ―フェリーターミナルにおける空き店舗の活用
代表者名(Representative)
水野谷 武志  
代表者所属(Organization)
北海学園大学経済学部・教授
助成金額(Grant Amount)
1,000,000
リンク(Link)
活動地域(Area)