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助成対象詳細

Details

2018 国内助成 [しらべる助成]     

高校キャリア教育の実態ー新潟県のキャリア教育における問題構造の把握ー

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

「若者が主体的に自分の将来を考え選択し、地域社会をつくる担い手になれるように」との想いから、弊団体では中高生キャリア教育マガジン「みらいずBOOK」を独自に発行・配布を行い、地元地域の企業の魅力を伝えてきた。しかし、配布に留まり、各高校の具体的な地域に根ざしたキャリア教育活動を生み出すまでの展開まで至っていない。本調査によって新潟県における高校キャリア教育を取り巻く問題構造を明らかにすることで、弊団体のキャリア教育の取組みを再構築と、県内高校へのキャリア教育プログラムの提案へとつなげる。キャリア教育の推進に必要だと考えているのは、①教員側の意識改革②教育活動を実施する際の教員負担の軽減③高校生のキャリア教育に対するニーズ(顕在的、潜在的)の明確化④企業側の対応の改善である。調査では、グループインタビュー、アンケート、ヒヤリングの主な3つの方法で行い、対象地域は主に、新潟市と佐渡市。対象は高校教員、高校生、大学生、社会人、企業、教育委員会である。調査結果は冊子としてまとめ、県内企業団体、教育委員会、各高校の進路指導主事など広く配布を行う。

実施報告書・概要

Summary of Final Report

【プロジェクトの目的】
本プロジェクトでは若者が主体的に自分や地域の未来を考え、地域社会の担い手になれるような環境を作ることを目的に、新潟県における高校キャリア教育を取り巻く問題構造を明らかにすることで、弊団体のキャリア教育の取組みを再構築と、県内高校へのキャリア教育プログラムの提案へとつなげることを目指した。

【実施内容と成果】
高等学校で2019年度より「総合的な探究の時間」の試行が始まった。教員がどのようなところで悩み、困っているのかを客観的に調べ、どこに手を打つと、生徒の探究する力が高まるのを明らかにするため、新潟県内の教員約250名、高校生約860名にアンケート調査を実施。その内容を整理・分析し、調査から見えてきた問題構造や手の打ちどころを明らかにする「NIIGATA探究白書」を作成し発行した。発表会は、オンライン実施で全国から約90名の参加者が集い、問題意識や調査結果を発信することができた。

なお、調査結果から見えてきた「総合的な探究の時間」の問題構造としては、「教員集団は余裕がなく、総合的な探究の時間に対する捉えや意識の足並みがそろっていない。さらに、外部との持続可能な協働体制が未整備なため、学校内で業務を抱え、一部のできる人・意欲のある人に属人化している」ということが明らかになった。その問題を解決するための手の打ちどころとしては、第一に雑務に対する教員の負担軽減、第二に、教員の能力開発の仕掛けや情報提供の促進、第三に校内対話による教員の意識共有、第四に外部と協働する体制の整備である。今後、本調査で明らかになった問題構造を解決するために、教育委員会や各高校、市町村や地域団体・企業等に働きかけ巻き込みながら、抜本的な解決にアプローチするとともに、体制づくりに取り組む予定である。

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2018 国内助成 [しらべる助成]     
助成番号(Grant Number)
D18-LR-0098
題目(Project Title)
高校キャリア教育の実態ー新潟県のキャリア教育における問題構造の把握ー
代表者名(Representative)
小見 まいこ  
代表者所属(Organization)
NPO法人みらいずworks 代表
助成金額(Grant Amount)
1,000,000
リンク(Link)
活動地域(Area)