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助成対象詳細

Details

2018 国内助成 [しらべる助成]     

空き家活用居場所づくり調査―社会的孤立のないまちを目指して

企画書・概要

Abstract of Project Proposal

引きこもりや孤独死、ごみ屋敷、近隣トラブルなど、社会福祉協議会には様々な相談が寄せられる。これらの課題は社会的な孤立が大きな要因と考えられる。文京区社会福祉協議会では社会的孤立を防ぐため、空き家等を活用した常設型の居場所づくりに取組んできた。しかし、場所の確保や持続可能性などが課題になっている。都心部における空き家問題は、不動産市場が活発であるがゆえに、その数が増加しているにも関わらず、大きな政策的課題となりにくく、社会的活用については、理解が進んでいない現状である。今後更に加速することが予想される社会的孤立の解消に向け、空き家を地域の居場所として活用することの社会的有用性を共有・普及し、実践を拡大していく必要がある。現状把握と課題整理、居場所づくりのパイロット事業の調査・分析、オーナーニーズ調査を通し、「住み開き」による居場所づくりに関わる一連のプロセスの明確化および明示化を行うことを調査の目的とする。これにより、既存の居場所づくり活動を区内全域に広げ、さらに全国に先駆けたモデル事例として、文京区だけでなく他都市における居場所づくりの波及につなげることが期待できる。

実施報告書・概要

Summary of Final Report

【取り組んだ課題】
文京区社会福祉協議会では社会的孤立を防ぐため、空き家等を活用した常設型の居場所づくりに取組んできた。しかし、場所の確保や持続可能性などが課題になっていた。都心部における空き家問題は、不動産市場が活発であるがゆえに、社会的活用については、理解が進んでいない現状である。空き家を地域の居場所として活用することの社会的有用性を共有・普及し、実践を拡大していく必要がある。

【実施内容と成果】
本プロジェクトでは、現状把握と課題整理、居場所づくりのパイロット事業の調査・分析、オーナーニーズ調査を通し、「住み開き」による居場所づくりに関わる一連のプロセスの明確化および明示化を行うことを調査の目的とした。

まず初めに既存の居場所活動の分析を行い、そこからヒアリング調査項目を作成した。調査項目に基づき、既に居場所づくりに関わっているオーナー、関わろうとしているオーナー、関心があるオーナー15名にヒアリング調査を実施し、オーナーとしての不安感や不安の乗り越えたポイントを整理した。次に、空き家活用の法的な側面も含めた現状の課題を整理した。さらに、同時進行で行ったパイロット事業では、オーナーの負担や耐震補強工事の困難さ、実行委員会形式での乗り越え方、企業とのコラボレーションの可能性などを発見することができた。
以上の調査・分析を基に、住民の交流の機会増進と社会的孤立の抑制に寄与する空き家や空きスペースを活用した「居場所」を創出するためのノウハウを整理した。また、財源確保として、自立的に居場所づくりを推進していくことのできる民間企業の CSRへの考え方を活かしたプロジェクトベースのファイナンスによる居場所づくりの仕組みと、成果連動型のソーシャル・インパクト・ボンドの仕組みを提案した。これらのノウハウの構築により、既存の居場所づくり活動を、文京区だけでなく他都市における居場所づくりへと波及させることが期待できる。

プロジェクト情報

Project

プログラム名(Program)
2018 国内助成 [しらべる助成]     
助成番号(Grant Number)
D18-LR-0125
題目(Project Title)
空き家活用居場所づくり調査―社会的孤立のないまちを目指して
代表者名(Representative)
浦田  愛  
代表者所属(Organization)
文京区社会福祉協議会 地域福祉推進係 係長
助成金額(Grant Amount)
1,000,000
リンク(Link)
活動地域(Area)