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助成対象詳細(Details)

   

2018 イニシアティブ助成      
助成番号
(Grant Number)
D18-PI-0003
題目
(Project Title)
多様な人々の地域/社会参加を促進するための助成プログラム開発に向けた調査事業
代表者名
(Representative)
早瀬 昇
代表者所属
(Organization)
社会福祉法人 大阪ボランティア協会
助成金額
(Grant Amount)
 7,970,000
企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

非営利組織(NPO法人だけでなく地縁組織等も含む。以下、NPO)が市民の参加の「受け皿」となることで、多様な人々が地域や社会をつくる・変える役割を発揮し、民主主義的にありたい未来を実現できる社会をめざすことは、今後ますます重要になると考える。そのためには、NPOが人と社会をつなぐコーディネーションを進め、市民一人一人をエンパワメントすることが重要である。本調査では、先行研究をふまえつつ
(1)多方面の識者との議論を通じて、現代社会において市民の参加を促進する意義と課題を明らかにする
(2)現場の実践からボランティア等の地域・社会参加を促進する機能と仕組みを明らかにする
(3)ヒアリングを通じてボランティア等の地域・社会参加が個人にもたらす変容を明らかにする
ことに取り組む。
この調査結果を発信することで、市民が社会活動に参加することの価値を広く啓発するとともに、どのような団体にどのような支援(助成金+α)をすることが、市民の力が発揮される社会づくりに寄与するかを明らかにし、この促進に向けた助成プログラムの開発を行う。

実施報告書・概要 (Summary of Final Report)

1.実施報告
1)市民参加研究会の開催
●第1回 市民参加研究会
日時:2018年8月24日(金)13時~17時30分  場所:トヨタ財団会議室
・模擬ヒアリング(アクションポート横浜)
・ヒアリング先団体の検討

●第2回 市民参加研究会
日時:2018年11月12日(月)13時~17時40分  場所:トヨタ財団会議室
・ヒアリング結果の共有と見えてきた視点・ポイントの整理
・助成プログラムの検討
・アウトプットの報告書についての検討

●第3回 市民参加研究会
日時:2018年12月10日(月)13時~17時  場所:トヨタ財団会議室
・アウトプットの報告書についての検討
・助成プログラムの募集要項(案)の検討

●第4回 市民参加研究会
日時:2019年1月25日(金)11時~15時  場所:日本NPOセンター地下会議室
・ヒアリングで気づいたことを共有、まとめ
・アウトプットの報告書内容の検討
・助成プログラム内容、パイロット助成先の検討

●第5回 市民参加研究会
日時:2019年3月5日(火)12時30分~18時  場所:トヨタ財団会議室
・パイロット助成団体のヒアリング、審査
・報告書の内容検討

●第6回 市民参加研究会
日時:2019年5月21日(火)10時~15時30分  場所:トヨタ財団会議室
・報告書の内容検討(原稿確認、編集)
・FRJ2019の内容検討

●第7回 市民参加研究会
日時:2019年6月7日(金)11時~15時30分  場所:日本NPOセンター地下会議室
・報告書の内容検討(原稿確認、編集)
・FRJ2019の内容検討

●第8回 市民参加研究会
日時:2019年7月24日(水)11時30分~15時30分  場所:トヨタ財団会議室
・報告書の内容検討(原稿の最終確認)
・FRJ2019の内容検討

●第9回 市民参加研究会
日時:2019年8月23日(金)13時00分~15時00分  場所:トヨタ財団会議室
・FRJ2019の内容検討

●第10回 市民参加研究会
日時:2019年10月8日(火)14時00分~17時00分  場所:トヨタ財団会議室
・パイロット助成団体の中間報告会の振り返り
・助成プログラムの開発検討
・まとめ、今後の研究会に関して

2)団体へのヒアリング
●ヒアリング団体先
①2018年9月18日:一般社団法人ふくおかFUN<福岡県福岡市>
②2018年9月25日:NPO法人改革プロジェクト<福岡県宗像市>
③2018年10月1日:飯田中央公民館<長野県飯田市>
④2018年10月3日:認定NPO法人こまちぷらす<神奈川県横浜市>
⑤2018年10月12日:特定非営利活動法人チャイルドライン「もしもしキモチ」<福岡県福岡市>
➅2018年10月19日:ゆうあいセンター(岡山県ボランティア・NPO活動支援センター)<岡山県岡山市>
⑦2018年10月19日:特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー<兵庫県西宮市>
⑧2018年10月26日:特定非営利活動法人クッキープロジェクト<埼玉県さいたま市>
⑨2018年10月28日:那覇市繁多川公民館(特定非営利活動法人1万人井戸端会議)<沖縄県那覇市>
⑩2018年10月31日:特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば<京都府京都市>
⑪2018年11月7日:認定NPO法人日本セラピューティック・ケア協会<福岡県太宰府市>
⑫2018年11月9日:NPO法人唐津環境防災推進機構KANNE<佐賀県唐津市>
⑬2018年11月11日:社会福祉法人大阪ボランティア協会<大阪府大阪市>
⑭2018年12月21日:NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡<静岡県静岡市>
⑮2019年2月9日:嶺町小PTO<東京都大田区>

●ヒアリング内容
①コーディネーターに対しての質問
・いつからコーディネーターの役割をしていますか、何かきっかけがありましたか
・昔から、人の話を聞くことや、つなぎ役・調整役が好きでしたか
・コーディネーションについて、どのような勉強をしましたか(人、本、独学等)
・「参加者」を受け入れることは、団体のビジョンやミッションの中でどう位置付けられていますか
・参加促進に関して、団体内の理事や職員と意見がぶつかったことはありますか、またそれはどのようなものでしたか
・「参加者」は広く公募していますか
・「参加者」の募集にはどのようなツールを使用していますか
・「参加」希望者を断ったことはありますか、また、それはどのような場合の時ですか
・「参加者」受け入れの初回にオリエンテーションを行いますか、また、時間はどれくらいかけますか
・オリエンテーションで最も重視して伝えているのは何ですか
・「参加者」受け入れ時に渡す書類/提出してもらう書類はありますか、またそれは何ですか
・「参加者」と接する時、会議室などの空間づくりのために、必ず準備しておくことはありますか
・「参加者」に言われて印象に残っている言葉はありますか
・「参加者」の意欲を高めるために心掛けてている声掛け・働きかけはありますか
・「参加者」が作業内容や人間関係で困っているのに気づいたことがありますか、またその場合どのような働きかけを行いましたか
・「参加者」からコーディネーターに最も期待されていると思うものはなんですか
・経営陣とのミーティングはどの程度の頻度で行なっていますか
・「参加者」が辞めたいと言った場合、どのような働きかけを行いましたか
・これまでの「参加者」の中で、特に印象に残っている人はいますか
・コーディネーターをするようになってから、自分が『変わった』と思うことはありますか
・これまでに、「参加」促進について、予算や時間の問題で我慢したこと、妥協せざるを得なかったことはありますか
・「参加」促進による理想の地域や社会のビジョンはどのようなものですか(個人的なもの・団体のもの、どちらでも可)

②ボランティアに対しての質問
・いつから「参加」していますか
・どのくらいの頻度で参加していますか
・「参加」をしている中で、印象に残っている出来事はありますか
・「参加」の情報は自分で手に入れましたか、それとも声かけや紹介でしたか
・「参加」の募集情報の中で、印象に残り覚えている言葉や文章はありますか
・初回の「参加」時にオリエンテーションはありましたか
・オリエンテーションで最も印象に残ったことは何ですか
・コーディネーターに言われて印象に残っている言葉はありますか
・活動に関して、コーディネーターからはどのような声掛け・働きかけがありますか
・作業内容や人間関係で困ったことはありますか、またその場合コーディネーターはどのように関わりましたか
・コーディネーターに最も期待しているものはなんですか
・「参加」の頻度が変わったことはありますか、あるとしたら、何かきっかけがありましたか
・「参加」をやめようと思ったことはありますか、あるとしたら、何かきっかけがありましたか
・「参加」するようになってから、自分が『変わった』と思うことはありますか
・どのような「参加」のプログラム(頻度や内容など)があると良いと思いますか

3)2019年度パイロットプログラム助成(市民参加促進プログラム)事業提案、審査
「パイロットプログラム助成」事業の募集内容を検討。A)、B)それぞれの団体を推薦し、審査を行った。
A)基盤強化助成:未だ市民参加体制が確立できていない市民団体が市民参加の促進をめざして組織基盤を強化するための助成。助成上限額100万円。単年度。4団体に助成。
B)展開助成:すでに市民参加の促進に一定の実績を有する団体が、そのノウハウを市民参加促進に意欲を持つ他団体に展開するための助成。助成上限額600万円。2年度。2団体に助成。

3)報告書「hint-豊かな社会を実現する市民参加のすすめ方」の作成
※成果物提出済み

4)FRJ2019(ファンドレイジング・日本 2019)でのセッション
●日時:2019年9月15日(日)13時40分〜14時50分
●場所:駒澤大学 駒沢キャンパス
●セッション概要
『ボランティア・市民参加を促すマネジメントの極意 「困りごと」と「あそび」がつなぐ、社会参加促進の仕組み』
人々が楽しく参加できるための受け皿を作るコストと、社会的成果のバランスをどのようにとるのかなど、パイロット助成や団体のヒアリング事例と共に、ボランティア・マネジメントとファンドレイジングの相互作用を紹介した。

5)2019年度パイロットプログラム助成(市民参加促進プログラム)事業の中間報告会
●日時:2019年9月19日(木)13時~17時15分
●場所:大阪ボランティア協会 市民活動スクエア「CANVAS谷町」
●内容
・研究会座長の早瀬昇から、市民参加に関する簡単なレクチャー。
・助成団体からの活動報告を元に、参加者から、良かった点(Keep)・疑問点(Question)・アドバイス(Try)を共有。
・参加者、研究会メンバーとの意見交換をした。

3.成果
 プロジェクトを通じて見えてきた内容と、それを受けて市民の社会活動参加を進める助成事業への提案書を作成した。※別途添付。 

4.今後の展望
・市民参加研究会は一旦終了。助成事業の選考や新たなプロジェクトがあれば、その都度随時実施する。
・報告書「hint~豊かな社会を実現する市民参加のすすめ方」をメンバーそれぞれの活動の中で活用する。
・「参加研究会報告書発行イベント@福岡」を認定NPO法人アカツキ主催で開催を企画中。
以上

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